フライングドッグでまた音源を出すこと。
お話を頂いた時の率直な感想は、「人生って面白いな。」でした。
10代の頃、フライングドッグで良い作品を作れたし、今でも褒めて頂ける作品ばかりなんですが、当時の売り上げ的には期待に応えることが出来なかったところがあります。
悔しかったし、これからどうしようと思い、私はバンドを結成し、そこから10年、日本コロムビアにお世話になりました。3月の脱退の際にもお伝えした通り、この10年でお世話になった関係者の皆さん、コロムビアの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの出会いに支えられました。
昨年よりソロ活動を再始動し、ライブをした際には、当時の飛犬担当の福田Dが観にきて作品を褒めて下さいました。約14年ぶりの再会。この時、部下にあたる新入社員の増田さんを連れてきてくれたのですが、彼は学生時代、私がいたバンドのライブを観てくれていたそうです。(結果的に最後のライブとなった、23年のビルボードでのライブに来てくれていたそうです)今回の作品の担当Dは、そんな彼になります。

昨年のライブ後の私、福田さん、北川さん。

若き飛犬チーム。全員20代で大変フレッシュ。まだまだ慣れないことも沢山あると思うけれど一生懸命頑張ってくれています。
今回のお話は、過去のソロ活動も、10年バンドを頑張ってきたことも、ひとつも無駄じゃなかったと思えるお誘いでした。アニメのタイアップや、作品ひとつとっても、タイミングが合致しないと成立しないものなので、本当に不思議な巡り合わせです。
今回のシングル、作曲はROUND TABLE北川勝利さん。私のライブのバンマスとして、音楽の先輩として、北川さんには長らくお世話になっていますが、北川さん作曲で作品をリリースするのは今回が初めてです。(『花火』という曲でアレンジをして頂いたことはありました)とても心強く感じています。
勇気を出してひとり漕ぎ出した船で、古巣に帰るという未来を、誰が予想したでしょう。当時感じたいろいろな気持ちを無かったことには出来ないけれど、正面切って帰って来れたこと、そしてまた迎え入れて下さった飛犬の皆さんに感謝しています。
新しくも心強い布陣で、私らしくありながら、フライングドッグクオリティをお届けしたいと思っております。改めましてよろしくお願い致します。
今回の記事は無料公開していますが、レコーディングやリリースに向けて裏話的なコアな発信もできたらと思っております。引き続き誰でも議員になれる清浦内閣への御入閣、心よりお待ちしております。
